貯金0円世帯は意外に多い!?【貯金の仕方とコツはコレ!】

貯金0円世帯は意外に多い!?【貯金の仕方とコツはこれ!】

こんにちは、ワイパカ(@WhiteParka753)です。

貯金をしなくちゃと思いながら、あまりできていなかったりしませんか?

できていない自分に自己嫌悪となる方も多くいらっしゃるかと思います。

また、世の中のみんながどのくらい貯金をしているのかも気になるところですよね?

意外と貯金0円の世帯も多いので、それほど自己嫌悪にならなくても大丈夫ということをお伝えしたいのと共に、とはいえ、貯金はしていったほうがよいので、貯金の仕方、苦にならずに貯めていくコツなどもお伝えします。

目次

貯金0円世帯が意外と多い

貯金0円世帯が意外と多い

貯金をしなくちゃ、って思いながら、いったい世の中のみんながどのくらい貯金をしているのかって気になりますよね?

ワイパカ

はい、ものすごく気になります…

金融広報中央委員会の最新データ「家計の金融行動に関する世論調査(令和3年)」を参考にしながら、世の中のみんなの貯金事情を紐解いてみます。

まずは貯金0円世帯の割合を見ていきましょう。

単身世帯の「貯金0円」の割合の過去5年間の推移

単身世帯の「貯金0円」の割合
2017年46.4%
2018年38.6%
2019年38.0%
2020年36.2%
2021年33.2%
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和3年)」より抽出

単身世帯においては、2017年に50%近くとなっていましたが、徐々に減少してきており、2021年では33.2%となってきています。

単身者の貯金0円が30%以上もいるというのは、ちょっと驚きではないでしょうか?

ワイパカ

30%〜40%強の方々が貯金が0円ということに、驚きを隠せません…

思っているほど、みんな貯金ができていないということですかね。

二人以上世帯の「貯金0円」の割合の推移

二人以上世帯の「貯金0円」割合
2017年31.2%
2018年22.7%
2019年23.6%
2020年16.1%
2021年22.0%
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和3年)」より抽出

単身世帯に比べては割合が少し少ないですが、傾向的には22%〜23%くらいを推移している感じです。5世帯に1世帯が貯金0円というのも、意外に多いという感じでしょうか。

ワイパカ

二人以上世帯は割合が減ってくるんですね。
とはいえ、貯金0円ということには若干の不安が募ります…

二人以上世帯の方も意外と貯金ができていないのかもしれません。

単身世帯の年代別での「貯金0円」の割合

上記のデータより1年ほど古くなってしまうのですが、金融中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和2年)」から、年代ごとの「貯金0円」世帯の割合も見てみましょう。

年齢単身世帯の「貯金0円」の割合
20歳代43.2%
30歳代31.1%
40歳代35.5%
50歳代41.0%
60歳代29.4%
金融中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和2年)」から抽出

20歳代が一番多く、60歳代が一番少ないですが、年を追うごとに徐々に減っていくかというとそうでもなく、上下を繰り返しながら、最終的には減少していく感じですね。

ワイパカ

30歳代〜50歳代にかけて増えていくのが驚きです。
いろんなものに散財していく、ってことなのでしょうか?

二人以上世帯の年代別での「貯金0円」の割合

年齢二人以上世帯の「貯金0円」の割合
20歳代16.0%
30歳代8.2%
40歳代13.5%
50歳代13.3%
60歳代18.3%
金融中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和2年)」から抽出

年代が上がるにつれての減少傾向は見られませんが、どの年代を見ても単身世帯よりは少ないですね。

夫婦のみ、もしくは、子供もいる世帯となるため、ある程度貯金をしているということでしょうか。

ワイパカ

家族がいるとそのためにある程度蓄えを持っておこうとして、
貯金をしていく割合が増えるというのは納得です。

そもそも、「貯金0円」ってどういうこと?

貯金の0円ってどういうこと?

世の中には意外に「貯金0円」世帯の割合が多いということに驚いたのではないでしょうか。

一方、「貯金0円」でどう生活してるの?という疑問も持たれたかもしれません。

ワイパカ

そうですよね。ちょっと疑問。
お給料が入ったら全部使ってしまう自転車操業状態ってこと?

今回ご紹介した割合は、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」における「金融資産非保有」世帯を「貯金0円」として抽出しています。

ここでいう「金融資産」というのは、以下のように定義されています。

『定期制預金・普通預金等の区別にかかわらず、運用のためまたは将来に備えて蓄えている部分とする。ただし、商・工業や農・林・漁業等の事業のために保有している金融資産や、土地・住宅・貴金属等の実物資産、現金、預貯金で日常的な出し入れ、引落しに備えている部分は除く』

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」より抜粋

つまり、誤解なきように言いますと、貯金口座としてではなく、日常的に使っている口座(給与振込口座など)は「金融資産」に含まれていません。

ワイパカ

なるほど〜。日々利用している口座とは別の貯金口座に貯金があるかどうか、ということですね。
普段使っている口座が1つしかなければ、貯金0円となってしまうということであれば、普段の口座にそれなりに入っているんじゃないですか?

ですので、「貯金0円」世帯の現在保有している預貯金残高合計も確認してみます。

こちらのデータも、金融中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和2年分)」から抽出しています。

「貯金0円」世帯における単身世帯の預貯金残高の平均

年齢預貯金残高の平均
20歳代68万円
30歳代182万円
40歳代187万円
50歳代413万円
60歳代471万円
金融中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和2年分)」より抽出

40歳代までは低い値で推移していますが、50歳代以上になってくると少し上がってきますね。

でも、十分な額とは言えない金額かなと思います。

ワイパカ

とはいえ、独身であれば、細々と働きながら過ごしていく感じで、生活していけなくはないですかね。

「貯金0円」世帯における二人以上世帯の預貯金残高の平均

年齢預貯金残高の平均
20歳代64万円
30歳代275万円
40歳代356万円
50歳代392万円
60歳代331万円
金融中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和2年分)」より抽出

30代になると少し上がってきますが、以降、あまり伸びていなく、50歳代以上だと単身世帯よりも少ない金額となってますね。

単身世帯よりも世帯人数が多いことを踏まえると、やはり心もとない金額ではないかなと思います。

ワイパカ

子供がいても独立しているとした場合、夫婦2人の割合が多いのかもしれませんが、うーん、ちょっと心細いですよね…

貯金の仕方(うまく貯めていくコツ)

貯金の仕方(うまく貯めていくコツ)

まだ若いうちはバリバリ働けるのでどうにかなるといえばなる気もしますが、年を重ねてくるにつれては、多少の貯金は欲しくなってきますよね。

でも、データで見てみると、けっこう貯金がない世帯の人もいますので、貯金をうまくする方法がわかっていないということなのかもしれませんね。

ワイパカ

たしかに。
貯金の仕方なんて学校とかで教えてもらうものでもないですしね。

貯金がうまくいかない要因として挙げられるのは、あればあるだけ使ってしまうということではないでしょうか。

おそらく借金まではしなくても、手元にあれば、ついつい使ってしまうということが結構あるのではないかと思います。

ワイパカ

それは否定できませんね…
手元にあると、ついつい、「ま、いっか」と思ってしまいます。

給料の先取り(天引き)

この状況に有効な対策としては、給料の先取り(天引き)です。

給料の一定金額を”そもそも無い物”として扱うことが良いのです。

手元になければ使えないので、一定割合を最初に手元から引いてしまうのです。

割合としては、まずは1/4をお勧めします。

毎月24万円の手取りがあるとすれば、3/4の18万円の手取りである、ということにして、1/4の6万円を貯金用口座に最初に振り分けてしまうのです。

そしてその貯金用口座はないものとして扱い、一切触れなくします。

ちなみに、この方法は給料1/4天引き法と言われ、日比谷公園創設者であり、一代で財を築いた本多静六氏が実践した方法となります。

僕もこの方法で実際、先取り(天引き)をしていました。

この方法の良いところは、自分の見えないところにお金が置かれるため、気がつくと結構な金額が貯まっていることです。

▼本多静六氏に関する記事はこちらをご覧ください。

支出の最適化

その上で大切なのが、支出の最適化です。

支出の最適化とは、お金を節約し無駄な出費をなくすことです。

いくら収入が増えていっても、それに合わせて支出も増えてしまっては、結局お金は貯まっていきません。

支出最適化に向けては、支払いを「固定費」と「変動費」に整理し、まずは「固定費」から削減を行います。

ワイパカ

なぜ「固定費」から削減するの?

「固定費」を削減できれば、その効果は毎月継続するからです。

「固定費」でおそらく一番大きいのは家賃です。

できればこれを削減していきましょう。

今の住まいから、1〜2駅離れる、駅から少し遠くする、築年数を少し古くする、広さを少し小さくする、このようなことをすることにより、月10万円→月6万円などになれば、毎月4万円貯まり、年間にすると48万円も貯めることができます。

ワイパカ

毎月継続化されるため効果が大きいですね!

次に通信費です。

スマホは格安SIMに変更する、家の固定回線はなくす、もしくは安価なものに変更するといったことをすると、毎月5000円変われば、年間で6万円も貯まります。

楽天モバイルは電波が弱い面も若干ありますが、どれだけ利用しても毎月2,980円(税抜)なので、とてもお得です。 → 【公式】楽天モバイル

サブスクリプションサービスなどにも加入していれば、本当に必要かどうか判断しましょう。

あとは「変動費」です。

これもなるべく抑えましょう。

欲しいものがあってもすぐには買わず、1週間くらい考えることは有効です。

1週間経って、それでも欲しかったら買うなど、衝動買いを避けるだけでもだいぶ変わるはずです。

貯金が一定程度できたら運用へ

貯金が一定程度できたら運用へ

貯金が一定程度できてくれば、いよいよそれを運用していきましょう。

貯金だけで財をなしていくことは難しく、ゆとりある暮らしに向けて運用は必要です。

世の中のお金持ちという人で、運用をしていない人はいません。

それは、運用をしなければお金は増えていかないということを意味しています。

貯金が300万円ほどあれば、不動産投資も視野に入れていくと良いと思いますが、そこまでにいかない場合は、まずは株式や投資信託(ETF)に投資しましょう。

株式といっても、個別企業の株式の値動きを読むのは難しいため、投資信託やETFを活用して市場全体に分散投資をして、市場全体が発展していくということに投資するということが、比較的リスクが少ないです。

今までの実績としては、日本市場よりも米国市場が安定的に成長してきています。

今後どうなっていくか確実なことは言えませんが、過去の実績を踏まえると、米国市場全体に投資しておくということがよいのではないでしょうか。

そのため、米国市場のETF(上場投資信託)を毎月購入して積み立てていくことが良いと思います。

その中でもお勧めなのが、VTI、VOO、VYMの3種類です。

上記3つをざっくり説明すると以下となります。

  • VTI:米国4000社へ分散投資のETF
  • VOO:米国500社へ分散投資投資のETF
  • VYM:米国高配当400社へ分散投資のETF

それぞれバンガード社という投資会社が運用している商品となりますが、手数料が圧倒的に安く、米国企業全体に投資しているため、リスク分散としても十分です。

証券口座を持っていない方は、売買手数料の安いネット証券口座を是非開設してみてください。

▼自己資金の貯め方については、以下の記事にももう少し詳細に記載していますので、もしよければご覧ください。

まとめ

お伝えしたいポイントは、以下の通りです。

  • 貯金0円世帯は意外に多い
  • とはいえ、貯金0円では将来心細い
  • 貯金をしていくには給料の先取りが簡単
  • プラスして支出の最適化を図ることで貯金を徐々に増やしていくことが可能

世の中のみんなが意外に貯金ができていないようですが、将来に向けてはしっかり貯金していったほうがゆとりが生まれます。

是非とも貯金の正しい仕方、コツを身につけて、実践してみてください。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

ブログを読んでくれた皆様によいことがありますように!

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