【私の財産告白】資産形成の基本的スタンスを学ぶ

【私の財産告白】資産形成の基本的スタンスを学ぶ

こんにちは、ワイパカ(@WhiteParka753)です。

今回は、おすすめの書籍として、本多静六氏の著書、「私の財産告白」について紹介です。

ご存知の方も多いと思いますが、本多静六氏は日比谷公園の設計などの功績を残す一方、一代で莫大な財産を築いた方でもあります。

本多静六氏の財産を築くにあたっての一番有名なのが「四分の一天引き貯金法」ですね。

この天引き貯金は、最近、先取り貯金という言われ方もしますが、僕もこの方法で自己資金を貯めていきました。

目次

本多静六流 財産を築く方法

本多静六流 財産を築く方法

本多静六氏は、本多式四分の一天引き貯金法として、「収入があったとき、容赦なくまずその四分の一を天引きにして貯金してしまう」と言っています。

給料は四分の一を貯金し、臨時収入は全額を貯金するというのが本多静六氏の方針ですが、僕はそこまではできず、臨時収入(ボーナス)も四分の一を貯金するということにしてました。

(とはいえ、臨時収入について四分の三を使ってしまうわけではなく、残れば貯金には回していました。)

天引き貯金法のすごいのは、収入の四分の一が確実に貯まるということです。

やはり目の前にお金があれば使ってしまう人が大半だと思います。

ですが、最初に天引きして、残り四分の三が給料であると思い込んでしまえば、それで過ごすことは可能です。

なんせ、それしかお金がないのですから、それで過ごすしかないからです。

例えば、月の手取りが20万円であれば、自分の手取りは15万円である、と思い込むのです。

実際、手取り15万円の人も世の中には多くいるため、無理な話ではありません。

そうやって手元にないものと思い込むことによって、四分の一は意識の外に置かれるため、自然と貯まっていくことになります。

本多静六氏が活躍していたのは19世紀前半となり、今から100年近く前だったりするのですが、種銭の作り方として、この天引き貯金法というのは、自分の経験も踏まえ、現在も優れたやり方だと思います。

貯金をしていく上で気をつけることとして、「貯金生活をつづけていく上に、1番のさわりになるものは虚栄心」と言っています。

つまり、「見栄」ですね。

「見栄」を張ることは、貯金していく上での障害になります。

本多氏は以下のように説いています。

「自分のネウチが銀ならば、金に見せかけず、銀は銀なりに暮らせばよい」とのことであり、さらに「人生をより安全に、より健全にしようとするのであれば、むしろ一歩引いて、実力以下の銅なり鉄なりの生活から出発していくべきではないだろうか」

「私の財産告白」本多清六 より引用

「見栄」を張ることにいいことはなく、長い目で見て健全かつ豊かな生活をめざすのであれば、自分の分をわきまえた暮らしをしていくことが、豊かになる秘訣ですね。

人生の幸福について

人生の幸福について

人生の幸福については、こう語っています。

「人生の幸福というものは、現在の生活自体より、むしろ、その生活の動きの方向が、上り坂か、下り坂か、上向きつつあるのか、下向きつつあるのかによって決定せらるものである」

「私の財産告白」本多静六 より引用

つまり、現時点の生活が動向よりも、先行きの方向で幸せの実感値は変わるということです。

人は物質的な欲望を求め出すとキリがなくなりますよね。

今までこれが欲しかったけど、手に入れてしまったため、今度はもっと良いものが欲しいという感じになってしまいがちです。

でも、幸福の本質としては、そのスナップショットで見るものではなく、未来に向けた方向性ということですね。

感覚としては非常に共感します。

やはり、先々に希望を持って進んでいきたいですし、その希望があると現状が多少苦しくてもその先の明るい未来に向かって頑張れる気がします。

そんな本多静六氏であるからこそ、人生観として「人生即努力・努力即幸福」と言っています。

なかなか今の世の中では、色々と辛い状況の中で「頑張れ頑張れ」と言われるのは厳しいですし、自分を追い込みすぎとしまうのはそれはそれで問題であると思っています。

でも、本多静六氏の「努力」というのは、単に「頑張れ」ということではなく、未来に向けた何かしらの希望や新たなる挑戦を見つけて、それを目指して進んでいくことは幸せである、ということかなと解釈しています。

何も変わり映えない人生はつまらないですよね。

ちょっとした希望を見つけたり、新しいことをやってみたりすることが、楽しいことですし、すなわち、幸福なのかなって思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

ブログを読んでくれた皆様によいことがありますように!

コメント

コメントする

目次